会長挨拶
令和8年10月1日
須田 一則

平素より、日本核物質管理学会(INMMJ)の活動にご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。2026 年10 月より井上尚子前会長を引き継ぎ、第14 代目の会長に就任いたしましたJAEA の須田一則です。来年は、1977 年に核物質管理学会日本支部として創設されて以来、来る創立50周年に向けた節目の年となります。その間、核物質管理に関して多くの成果が積み重ねられてきました。これまで本学会の活動を支えてくださった諸先輩方に感謝申し上げるとともに、今後も会員の皆様のご期待にお応えできるよう努力してまいりますので、よろしくお願い致します。
エネルギー安全保障の重要性が世界的に高まる中、原子力は脱炭素と安定供給を両立する基幹エネルギーとして再評価されており、小型モジュール炉、先進炉、HALEU燃料等、新たな原子力利用への対応が求められます。これらの技術に対応した核不拡散・保障措置の高度化や核セキュリティの強化、さらにはそれらに係る人材育成の重要性はますます高まっており、当学会の果たすべき役割も一層大きくなっています。それに加えて、近年のAI技術の進展には目覚ましいものがあります。従来の技術開発にAIを活用することで、核物質管理、保障措置及び核セキュリティの分野においてもさらなる発展が期待されると考えております。一方、諸先輩方が培ってこられた知識や経験を次世代へ継承していくことも重要です。本分野における「技術伝承」や「知識管理」は重要な課題となっており、AI技術の活用がその解決の一助となる可能性もあります。これらの課題についても、会員の皆様に積極的にご議論いただければ幸いです。
今後とも、会員の皆様にとってより有益で魅力ある学会活動の展開に努めてまいりますので、引き続きご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。